惨敗、そして反省・・・朝日杯FS回顧 [レース回顧]
全くの予想外れに終わってしまい、もしも予想を参考にしていた方がいたとしたら申し訳ない結果になってしまった。
まずはレースの流れが誤算だった。2F目→4F目が10.8→11.0と速くなった。
スタート直後クラウンレガーロが先手を取って隊列が決まったかに思えたがまずはエーシンとマイネルが掛かって暴走し、更にはネオウィズダムも暴走で隊列が目まぐるしく入れ替わる競馬となってしまった。2コーナーで先手を取っていたクラウンが4コーナーでは中団までポジションが下がっていたことがそれを物語っている。
ああいう無意味なポジションの取り合いは戦術でもなんでもない。先週もそうだったが、相変わらず浜中騎手はG1では冷静さを欠いた騎乗で残念だ。
その一方でロゴタイプのデムーロ騎手はポジションとしてはそれらの馬の近くにはいたが、ずっと自分の馬のペースを守りしっかりと我慢している。まさにそれが勝因であり、大舞台での強さを改めて示した。有馬記念ではエイシンフラッシュ騎乗だがやはり要警戒になりそうだ。
3着のゴットフリート共々ローエングリン産駒。ローエングリンは中山得意だったので血統的には向いていると思っていたが、データを重視している今の自分の予想では買えなかった。過去の傾向・データ通りに決まるレースもたくさんあるのでデータを駆使することが間違っているとは全く思わない。ただ、今回の結果で覆されたデータがいくつかあるのでそれは来年の朝日杯からは消去データとしては採用しないということ。
コディーノはスタートも決めてよしよしと思いながら序盤は見ていたのだが、外に持ち出してペースが落ちた3コーナーあたりで掛かってしまった。あそこで体力を消耗してしまったコディーノと、ずっとマイペースだったロゴタイプの差が1着2着として出た。レース前も首を上下させてテンションも高かった。来年はまずはクラシックを目指すのだろうがそうなれば距離も伸びるし、レース前の落ち着きや折り合い面をクリアできないと厳しい戦いになってしまう。
クラウンレガーロはかわいそうなレースだった。次シンザン記念に出てくるようならもう一度狙ってみたい馬だ。
他にもラブリーデイやテイエムイナズマなど、血統やレースっぷりから中山には合わないだろうとあれだけ言いながら拾ってしまったことが悔いに残る。例え、データで残っても血統やレース内容がそのレースに合っていなければ思い切って消して、繰り上がりという形で血統等が合致する馬(今回でいえばロゴタイプやゴットフリート)を拾うという方法も今後試していきたいと思う。
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